2022年末からフィリピンのバギオに3か月間留学していた筆者が、自身の経験から必要だったもの、要らなかったものをご紹介します。
フィリピン渡航時の荷物はスーツケース(20kg以内)とリュック(7kg)を各1つずつでした。
これから留学を考えている人、すでに留学が決まっている人の参考になれば幸いです
バギオについて
始めに、バギオについて軽く紹介したいと思います。
バギオはフィリピンの北部に位置する街で、マニラ空港からバスで5時間ほど。
山に囲まれており、フィリピンとは思えない1年中涼しい気候をしている地域です。日本でいうと軽井沢のような場所で、避暑地であり、比較的富裕層が住んでいるため(フィリピンの中では)町もきれいで治安もいいです。
また、勉学が盛んな地域としても有名で、ほかの地域と比べて学校のレベルが非常に高いようです。
暑いのが苦手な筆者にはぴったりでした。
必ず必要なもの
先にマストで必要なものを書いていきます。皆さん言われずとも持っていくと思うので、さらっと書きます。
持っててよかったもの
ここからは、「最悪なくても現地調達で生活できるけど、持ってたら便利や快適になるモノ」をご紹介します。
日本の筆記用具
海外に滞在して感じたのは、「やはり日本の筆記用具はクオリティとても高い」ということ。筆記用具は現地でも購入できますが、日本の使い慣れたものを持っていくことをお勧めします。
特にシャーペンの芯やボールペンの替え芯は荷物にもならないので、多めに持っていると安心です。逆にノート類は、現地でもそれなり物が買えるので最低限(1-2冊)でいいと思います。
大きめのトートバッグ
学校内では常に教科書をもって移動するので、ノートや文房具の入る大きめのリュック・トートバッグのどちらかは必要です。
どちらを使うかは好みですが、私はリュックよりもトートバッグのほうがノートの出し入れがしやすく、使いやすかったです。
フィリピンでもトートバッグは購入できますが、ノートなどの重いものを入れていたら持ち手がちぎれました。笑
やっぱり日本の物が丈夫でおすすめです!
折り畳みの洗面器
小さいビニールプールのような形の洗面器。
これ、めちゃくちゃおすすめです。
フィリピンはほとんどの地域が常夏なため、湯船につかる習慣がなく、お風呂の設備は基本的にシャワーのみです。(シャワーの水圧も弱いことがほとんど・・・)
そんな中、こちらの洗面器があることで寒い日にざばっとお湯を浴びられますし、下着などの小物を洗濯にも使用でき、もとても助けられました。
畳めば荷物にならないので、資金に余裕がある方はおすすめです。
ちなみに留学中の3か月間お風呂に置きっぱなしにしましたが、穴が開いたりはしませんでした。
大きめのジップロック(フリーザーバッグ)
食品を保存するときに使うフリーザーバッグ。用途は以下の通り。
用途:
- 化粧品や薬・コンタクトレンズなどの小物系の整理
- お出かけの時のシャンプーや水着、下着入れ
- 食品・おやつの一時保管(Gから守るために・・・)
- 日本に持って帰るお土産の整理 など
余っていたものを現地のクラスメイトにもあげたら重宝すると喜ばれました。使い勝手がいいので複数枚持っていくことをお勧めします!
私はIKEAの大きめのフリーザーバッグを愛用していました。
日本の常備薬や絆創膏
フィリピンにも薬は売っていますが、合わない場合もあるので普段使っている日本の頭痛薬や胃腸薬、アレルギーの薬など、一通り持って行った方がいいです。
私はめったにお腹が強く普段胃腸薬は使わないのですが、フィリピン滞在中は週2でお腹を壊していたので念のため持って行っていた胃腸薬に助けられました。
ナプキンなどの生理用品
女性の方。日本の生理用品は、滞在期間がカバーできるくらいの量を持っていくことをお勧めします。
私は渡航前に「現地でも買えるので、最初の1か月分だ持っていけばいい」というインターネットの情報を見てその通り、足りない分はフィリピンのものを購入しました。
結果、とても後悔しました。不快感がすごかったです。。(フィリピンの方、ごめんなさい。)
ただでさえ精神的、身体的負担が大きい生理。さらにはいつもと違う土地・生活の中で、ストレスを感じることもあると思います。
少しでもフィリピンでの生活を快適に過ごすため、ぜひ持ち物リストに「滞在期間がカバーできる分の生理用品」を入れてくださいね!
(スリムタイプであればそこまで嵩張らないはずです!)
余談ですが、生理用品で持って行って失敗したのが「シンクロフィット」という水に流せる生理用品。フィリピンは紙をトイレに流せないので、”水に流せる”という利点がないということに現地で気付き(遅い)、結局1つも使えませんでした。。
脱着しやすいサンダル
留学中は、校内の移動や部屋の中、お風呂上りでも、基本的に靴を履いて生活します。スニーカーなどの歩きやすい靴とは別で、脱着しやすいサンダルがあると便利です。
お風呂上りの濡れた足でも使うことも考慮し、屋外用スリッパやクロックスのような、ゴム製の脱着しやすくて水に強い靴がおすすめです。
もちろん、サンダルは現地のショッピングモール(SMモール)などでも購入できますよ。
現地用のコンパクトな財布
現地での生活用に、いつも使っている財布とは別のトラベル財布を持参することをお勧めします。
メリットは以下の通り。
”お金が汚れている”について
ほどんど海外に行ったことがなかった私からすると結構カルチャーショックでした。現地では「なにで湿ったのかわからないけど湿ってるし、くちゃくちゃのお札」がお釣りで返されたりします。
日本の紙幣も決して綺麗なわけではありませんが、自分の財布に湿った紙幣は入れたくなかったので、分けておいてよかったです。始めは単純に防犯対策として財布を分けていましたが、実際に使うとメリットがたくさんありました。
私が使っていた財布はこちらの無印良品のトラベル用ウォレット。まさにトラベル向けで、薄くて軽いところがお気に入りです。
紅茶・緑茶などのティーパック
フィリピンにはお茶文化があまりないようで、無糖のお茶パックは1度も見かけませんでした。(見つけられなかっただけかもしれません)
私はお茶が大好きなので紅茶や緑茶の存在にかなり救われました。個包装のモノであれば、周りの人に配れるのでその点もよかったです。
お寿司屋さんにある粉タイプのお茶もおすすめです。(ほっとします)
ちなみにフィリピンではインスタントコーヒーはどこにでも売っていますが、マグカップに引っ掛けるタイプのドリップコーヒーは見かけませんでした。
粉末スープ・ふりかけ
日本のご飯が恋しくなった時や、学食に飽きてしまったときの味変に。現地で出来たの友達とシェアして、日本の食文化の話題作りのきっかけにもなりますよ。
実は私自身は持って行かなかったのですが、クラスメイトがふりかけの「ゆかり」持っていて、少しもらって食べたらとても感動したのでリストに入れました。
海外対応のドライヤー
日本で販売されているドライヤーは、基本的にフィリピンの電圧220vには対応していません。海外対応していないドライヤーをそのまま使ってしまうと、ショートして壊れます。
現地でドライヤーを使う方法として、
①変圧器を通して日本のドライヤーを使う
②現地か日本で220v対応のドライヤーを購入する
の2つ選択肢があります。
「①変圧器を通して日本のドライヤーを使う」の場合、必ず1200w以上の電力対応かつ、220vの電圧に対応した変圧器を使ってください。ドライヤーは一度に多くの電力を使うため、通常の変圧器を通すと変圧器がショートする可能性があります。
個人的には「②現地か日本で220v対応のドライヤーを購入する」をおすすめします。
私の場合、カナダなど国にも行く予定もあったため海外対応のドライヤーを日本で購入。色々と吟味して、見た目/価格/サイズのバランスがいいモッズヘアの海外対応ドライヤーに決めました。
コンパクトなので荷物の邪魔にならず、風量も十分で非常に満足しています。(現在日本でも日常使いしています!)
少し余談ですが、フィリピンのほとんどのホテルにはドライヤーが置いてありません。外泊するときはホテルの情報を確認して、ドライヤーの表記がなければ持参することをお勧めします。
電源タップ(延長コード)
相部屋の方はとくに、使えるコンセント数や場所が限られているので長めの延長コードを持っていくことをおすすめします。
220vに対応した延長コードはこちら。
※カシムラは変換プラグや充電アダプタを販売している、日本の老舗メーカーなので安心して使えます
薄手のダウン・カーディガンなどの羽織
バギオは常に秋くらいの気候です。昼間は半袖で暑いくらいでも、夜は急に寒くなることも。
軽くて荷物にならない羽織は1枚持っていくことをお勧めします。(といっても冬ほどの寒さ対策は必要ないです)
ユニクロのウルトラライトダウンは肌寒い日に大活躍しました。
水着
バギオは山に囲まれていますが、市街地からバスで2時間ほどのところにビーチがあります。
私は水着は持って行かなかったのですが1度だけ海に行く機会があり、結局現地で購入しました。
× 持って行ったけど要らなかったもの
ここからは、実際に持って行ったけど使わなかったものをご紹介します。
電子辞書
これは私ではなく周りの友人のケースですが、電子辞書を持っていたほとんどの人は最終的に使わなくなっていました。正直、スマホで間に合います。
また、慣れていないキーボードで都度文字をポチポチ入力して調べていくのも大変なようです。時間が限られた授業中、文字の入力に時間がとられてしまうのももったいないですよね。
すでに電子辞書を持っている人や、使い慣れているという方は持って行ってもいいと思いますが、スマホで間に合うので留学用にわざわざ買う必要はないかなというのが私の感想です。
ちなみに私はオフラインでも使える英和辞書アプリ(有料)を
インストールして使っていました。
変圧器
最近のスマホやPCの充電器(ACアダプタ)は100-240Vの電圧に対応しているため、フィリピン旅行時に変圧器は不要です。
電源タップやアダプタの裏を見て、「INPUT」や「対応電圧」の記載を確認してみてください。
ただし、コンセントの形状は少しだけ注意が必要です。フィリピンでは日本と同じAタイプのほか、Bタイプも一般的ですので、場合によっては変換プラグが必要かもしれません。
学校だけに滞在する場合は基本必要ないですが、週末や帰国前後にホテル泊する可能性がある場合は、このようなマルチ変換プラグは1つあると安心です。
まとめ
留学前にどのアイテムが必要で、どれが不要かを把握しておくことは、快適な留学期間を過ごすためには重要です。
現地での生活を楽しく・便利で安全なものにするためにご紹介しました。
ご自分のニーズと滞在期間に合わせて必要なものを選んで、楽しい留学を体験してきてください!